マイクロ法人が作るべき銀行口座【税金・社保に対応してるのは?】

マイクロ法人が作るべき銀行口座【税金・社保に対応してるのは?】 マイクロ法人

個人事業主とマイクロ法人の二刀流を始めた!法人口座はどこで作るといいの?

法人銀行口座は税金や保険料、役員報酬を支払ったり、人によっては銀行から融資を受けるなど今後の法人事業であらゆる場面で必要になってきます。

私も個人事業主とマイクロ法人の二刀流で事業を始めて2週間程度で法人口座を開設しました。ネット銀行で開設しましたが後々会社の諸経費の支払いが始まりその銀行が対応していないなどトラブルも…。

会社員から個人事業主へ。マイクロ法人の二刀流は本当にお得?!
マイクロ法人を作ると保険料がお得になるという話。ぶっちゃけいくらお得になるのか、私が実際に行った個人事業主とマイクロ法人の二刀流のシミュレーション方法と具体的な保険料を公開しながら解説します。

そこでこの記事では、私の経験やマイクロ法人ならではの特性を踏まえて、マイクロ法人が作るべき銀行口座についてご紹介します。

結論を先に言うと、法人口座は個人でも使っているネット銀行(できればPayPay銀行か楽天銀行)で作るのをお勧めします。

この記事を読むとわかること

  • 法人口座は必須?個人口座で代用できる?
  • 法人の会計処理で利用できる銀行と利用できない銀行
  • 売上未定、実績なしのマイクロ法人が作るべき法人銀行口座

では始めましょう♪

マイクロ法人が作るべき銀行口座【税金・社保に対応してるのは?】

法人口座は持たなくてもいい

第一前提ですが、法人口座がなくても問題ありません。売上を個人口座に入金しても、事業を法人で行っているという実態があれば大丈夫です。

例えば、請求書は法人名が記載されているが入金先の銀行口座が個人名義であるといったように「これは法人の売上である」ということがわかれば税務調査に入られた場合でも説明がつきます。特に法人を設立して間もない時は売上を個人口座に入金してもらうケースも多いと思います。法人口座がないと事業が始められないというわけではない、ということは知っておきましょう。

ただ、個人口座で取引を続けていくと個人資産と法人資産がごちゃごちゃになり、会計処理も煩雑になります。法人の資産は個人資産と明確に区別するべきなので、税務調査で目に付きやすいという話もあります。特別な理由がなければ法人口座を作りましょう。

後述しますがネット銀行なら開設も簡単で口座維持手数料もかからないので、基本的に最低1口座は法人口座を作るようにしましょう。

法人口座はなくてもいいが、作った方がベター

実店舗ありの銀行かネット銀行か

銀行は大まかに分けるとメガバンクや地方銀行や信用金庫など店舗のある銀行か、店舗を持たないネット銀行があります。基本的にどの銀行でも法人用口座を作ることができますが、どこで作れば悩むところ。

個人事業主とマイクロ法人の二刀流で事業を始める方は

  • メイン事業は個人事業主で行う
  • 副業をマイクロ法人で行い、社会保険の最適化を目的にする

という仕組みで事業をしている方がほとんどです。つまりマイクロ法人はあくまでサブで売上や取引も多くはなく、ましてや融資を受ける予定は当面無いはずです。そんなマイクロ法人の銀行口座は断然ネット銀行がおすすめです。

ネット銀行なら

  • 郵送やネットで簡単に申請できる
  • 口座開設の審査が比較的ゆるく売上のないマイクロ法人でも作れる
  • 開設までの時間も早い
  • 固定電話がなくても口座開設できることもある
  • 口座維持手数料がかからない
  • 振込手数料が安い

など簡単に・早く銀行口座を開設できる多くのメリットがあります。

マイクロ法人の場合は売上が未定で実績もない、登記住所がバーチャルオフィスだったり固定電話がなかったりとあまり心象が良くないですが、それでも口座開設ができる可能性が高いのがネット銀行です。

実店舗ありの都市銀行や地方銀行の場合、

  • 担当者との面談が必要
  • 実績を示す資料が必要
  • 固定電話が必要

など「事業実態が明確であるか」という点が問われ審査が厳しいので、超ミニマムに経営をしているマイクロ法人にはハードルが高いです。マイクロ法人を設立したらまずネット銀行で口座開設をして、ゆくゆく必要になれば実店舗銀行での口座開設もすればいいでしょう。

マイクロ法人の法人口座はネット銀行が楽で確実

法人口座を選ぶポイント

法人であれば必ず必要になる役員報酬や税金、保険料等の支払い。支払い方法によっては対応していない銀行もあります。それぞれどこの銀行口座なら対応しているのか、ネット銀行は使えるのかも合わせて確認していきましょう。

役員報酬の振り込み

役員報酬は法人口座から毎月役員(自分)の個人口座に振り込みます。毎月振り込みをすることを考えると、振込手数料をいかに安くできるかということが銀行選びのポイントになります。

  • 振り込み手数料の安いネット銀行
  • 振込先の個人口座と同じ銀行

このどちらかで選ぶと手数料を安く抑えられます。個人口座を複数持っている場合は、どの銀行が一番手数料が安いか、振り込まれた後に利用しやすさをよく考えてみると良いでしょう。

役員報酬は毎月振り込みが必要ですが、基本的に振込金額が同じなので銀行の定期自動振り込みを積極的に活用しましょう。自分で毎月振り込み手続きをする必要がなくなり完全放置できるようになるので手続きが楽になります。

社会保険料の支払い

続いて社会保険料の支払いをみていきましょう。社会保険料は毎月支払います。年に1度などまとめることはできないので銀行選びでは最重視したい項目になります。

社会保険料には3つの支払い方法があります。

  1. 口座振替
  2. ATMやオンラインでPay-easy支払い
  3. 銀行で納付書で支払い

*社保についてはこちらの記事でさらに詳しく解説しています

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口座振替

まず一番に活用したいのは毎月自動で引き落としになる「口座振替」です。何の手続きもせず完全に放置できるので一番楽な支払い方法ですが、対象銀行は法人名義のネット銀行以外の銀行口座のみです。残念ながらネット銀行は利用できません。

Pay-easy

口座振替を利用できない場合、次の選択肢になるのがPay-easyを利用したオンライン支払いです。毎月オンライン銀行上で支払い手続きは必要になりますが、ATMや銀行店舗に行かなくてもネット上で支払いが完了します。

Pay-easyがオンラインで使えるのネット銀行は今の所楽天銀行PayPay銀行のみです。毎月の社保の支払いを考えるとこの2つのネット銀行が有力候補になります。Pay-easyの場合は支払いさえできればいいので個人口座からの支払いでも問題ないので、個人で楽天銀行かPayPay銀行があれば利用できます。

源泉所得税

マイクロ法人の場合、源泉所得税が発生するほど役員報酬を出さないことが多いですが、どのような支払い方法があるのか確認しておきましょう。社会保険とは異なり源泉所得税は支払い方法が豊富です。

  • e-Tax(クレジットカード)
  • e-Tax(ネット銀行はPayPay、楽天銀行)
  • ダイレクト納付(基本実店舗ありの銀行)
  • 窓口納付

ここでもネット銀行で利用できるのはPay-easyが使えるPayPay銀行と楽天銀行のみですが、クレジットカード払いができるのが大きいので銀行口座の制約はないものと考えて大丈夫です。

小規模企業共済

こちらは法人口座ではなく個人口座が対象ですが、個人事業主とマイクロ法人の二刀流で事業をするなら利用する方が多いと思うのでご紹介。

小規模企業共済は事業主の退職金積み立てのような制度で月1,000円~70,000円を毎月積み立て、事業を閉鎖したときや一定期間後に受け取ることができる制度です。小規模企業共済の積立金は損金扱いになり節税対策になります。

積立金の支払いは口座振替のみ対応していて、ネット銀行は対応していません。

小規模企業共済の口座振替対象銀行

小規模企業共済の振替対象口座は契約者本人の個人名義の実店舗のある銀行口座です。利用予定のある方は個人の口座で対象銀行口座を持っているのか確認しておくといいでしょう。

*小規模企業共済の申込方法はこちらで解説しています

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経営セーフティ共済

マイクロ法人の場合利用される方はほとんどいないと思いますが、経営セーフティ共済は小規模企業共済のように毎月掛け金を積み立てし、掛金は全額損金扱いとなります。また倒産危機など有事の時に掛け金の10倍まで無利息で借入ができるという制度です。

こちらも口座振替による支払いのみでネット銀行は対応していません。法人名義の実店舗のある銀行の口座を保有している必要があります。

マイクロ法人オーナーのおすすめ法人用ネット銀行

ずばり、個人でも利用しているネット銀行の法人口座、できればPayPay銀行か楽天銀行です。

  • ネット銀行は売上や実績がないマイクロ法人でも口座開設できる
  • 役員報酬の振込が毎月あるので個人口座と同じ銀行で法人口座を作ると振込手数料が安くなる
  • 社保の支払いでオンラインでPay-easyが利用できるネット銀行がPayPay銀行と楽天銀行

まずは簡単に作れるネット銀行を利用していきます。基本的な入金・支払い・振り込みは問題なくできますし、売上や実績がついてから実店舗ありの銀行に申し込んでも大丈夫です。

ちなみに私は個人のメイン銀行が住信SBI銀行なので法人口座も住信SBIで作りました。理由は振込手数料の安さ(同行宛約50円/件)、使い慣れたUIとアプリ、個人のメインバンクなので審査が通りやすいかなと思ったからです。

住信SBI銀行はPay-easyには対応していないですが、個人で楽天銀行を持っているのでオンラインPay-easyで支払いして、役員借入で仕分けすることで対応できました。社保のPay-easy払いは絶対に法人口座からじゃなければいけないということではないので、個人で持っている銀行口座も活用しながら利用していくのがおすすめです。

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まとめ

マイクロ法人が作るべき法人銀行口座について解説しました。

ハードルが高いように思われた法人口座の開設ですが、ネット銀行を利用すれば簡単に早く法人口座を作ることができます。あまり悩まずにまずは使い慣れた銀行で申し込みしてみることをおすすめします。

法人を作ることは銀行口座開設を含め決して難しいことではありません。今から一人で準備して1ヶ月後に会社設立できます。費用も8万円程度です。興味が出た、これから設立したいなと思っていただけたらこちらの記事でマイクロ法人の設立方法を解説しているので覗いてみてくださいね。

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以上、参考になることがあると嬉しいです。

お読みいただきありがとうございました!

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