【国保は払わない!】ITエンジニア、独立してマイクロ法人を作ろう

【節税になる!】ITエンジニア、独立してマイクロ法人を作ろう キャリア

ITエンジニアとして独立を考えている。フリーランスは保険料が高いと言うけど、何かいい対策はある?

ITエンジニアが会社員から独立をするときに、ほとんどの人が個人事業主(フリーランス)になると思います。独立後も会社員時代と変わらず安定して仕事が取りやすい、収入もほぼ確実に上がるなどITエンジニアの独立にはメリットがたくさんあります。

*独立のメリットはこちらの記事で詳しく解説しています
【節税の裏ワザも紹介】ITエンジニア独立のメリットデメリット

独立してフリーランスになるとパソコンを経費で落としたり家賃の一部を経費にしたり様々な節税対策がありますが、なかなか抑えられないのが「国民健康保険料」。これまで会社が折半してくれていた健康保険と異なり全額自己負担になり、収入が上がるほど高くなり100万円近くの負担になる人も。

私も今年会社を辞めてITエンジニアとして独立しました。最初は個人事業主だけで事業を行うことを考えていましたが、高額な保険料を抑えるためにマイクロ法人も設立して社会保険に加入。個人事業一本で事業をするよりも約30~40万円保険料が安くなりました。

今回はマイクロ法人を設立するメリット、ITエンジニアこそ個人事業主とマイクロ法人の二刀流が向いている根拠を私の実体験を踏まえてお話します。

この記事を読んでわかること

・個人事業主とマイクロ法人の二刀流のメリット
・個人事業主だけの場合と、マイクロ法人も作った場合の保険料の差

・ITエンジニアがマイクロ法人の二刀流で仕事をするのに向いている理由
・ITエンジニアにおすすめの「ITエンジニア以外の」副業

では始めましょう♪

【国保は払わない!】ITエンジニア、独立してマイクロ法人を作ろう

独立の唯一のデメリット・高額な国民健康保険料

個人事業主(フリーランス)は国民年金・国民健康保険に加入します。国民健康保険は会社員が加入する健康保険と比べて傷病手当がないなど保険内容が薄いです。さらに今までは保険料の半分を会社が負担してくれていましたが、個人事業主は全額自己負担。何も対策しなければ同じ年収のサラリーマンよりも税金・保険料負担が多くなることも…

そこで個人事業主とマイクロ法人の二刀流を活用します

【個人事業主とマイクロ法人の二刀流とは?】

一般的な独立と同じようにメイン事業(ITエンジニア業)は個人事業主で行います。

一方で、自分一人だけの会社「マイクロ法人」を作ります。このマイクロ法人で個人事業主で行う仕事とは別の副業をします。副業で稼いだ売上から役員報酬を自分自身に支払うことで、会社員と同じように社会保険に加入できるようになります。

するとマイクロ法人で社保に加入できたので、個人事業主側では国民年金・国民健康保険を支払う必要がなくなります。

【税金と保険料の支払い方法】

ここで重要なことが、マイクロ法人の売上をコントロールして「最安」で社保に加入します。目安としては年間80万円程度の売上を目指します。自分自身に支払う役員報酬も所得税等がかからないギリギリのライン(4.5万円程度)で設定します。

このように、事業を個人と法人に分散して稼ぎの少ないマイクロ法人で社保に加入することで保険料が「最安レベル」になります。

【マイクロ法人の目的】

・最安で社保に入る
・収入が多い個人事業主の方で保険料を支払わないようにする

実際どのくらい保険料を抑えられるのか、詳しいシミュレーションはこちらの記事で解説しています
会社員から個人事業主へ。マイクロ法人の二刀流は本当にお得?!

私の場合は法人の維持費を踏まえてもマイクロ法人で社保に加入すると保険料が年間30~40万円安くなります。ぜひ上のリンクの記事も読んで、ご自身の場合の具体的な金額をイメージしてみてくださいね。

ITエンジニアが二刀流に向いている理由

ほぼ確実に保険料が抑えられる個人事業主とマイクロ法人の二刀流ですが、法人を設立し維持することはそれなりに労力がかかりますし、副業で稼ぐことも簡単ではありません。

それでもITエンジニアという職業は他の職業と比べてこのハードルが低いと思っています。実際に副業経験のなかった私も法人設立後すぐに副業を始めて最初の売上を得ることができました。理由を見ていきましょう。

ITエンジニアとしての仕事が安定している

エンジニアの市場需要は高く、技術力がありコミュニケーション能力もあるエンジニアであれば仕事に困ることはほぼないです。フリーランスエンジニアは年収も1,000万円以上が珍しくなく、収入も安定しています。実際コロナ禍で仕事を完全に失った人を聞いたこともないですし、昨今のDX推進、リモートワークでますますITの需要は高まっています。

個人事業主としてのITエンジニアの仕事が安定していればマイクロ法人を設立して維持する余裕もできます。ITエンジニアとして十分な収入があるので、仮にマイクロ法人側の売上が上がらなくても生活に困ることはありません。

*マイクロ法人の売上は最悪ゼロでも成り立ちます
個人事業主との二刀流、マイクロ法人の売上がなくても大丈夫?

IT関連の「別事業」の副業がしやすい

マイクロ法人の二刀流で大きなハードルになるのが、個人事業主とは別事業を営む必要があることです。メリットがあることはわかっていても、慣れ親しんだ本業以外に自分にはどんな副業ができるのか、それでちゃんと売上が立つのか、時間が取れるのかなど不安が積もりなかなか踏み切れないのが現実。

この別事業のハードルですが、ITエンジニアは専門的なIT知識があるので、開発以外にもコンサルや教育、WEBマーケティングなどITに関連した仕事の選択肢が多く副業のハードルが低いです。IT関連といえど「システム開発」とは別事業。マイクロ法人の事業としてちゃんと成り立ちます。

また基本的にすべてオンライン上で仕事が完結する仕事がほとんどで、どこかに行かなくちゃいけない、何かを仕入れなくてはいけないというような制約がなく、自宅でパソコンひとつで仕事ができます。このため他の業種の人と比べて兼業のハードルも低く、時間も取りやすいというメリットがあります。

マイクロ法人で行う!ITエンジニアにおすすめの副業

さて、ITエンジニアがマイクロ法人を設立して二刀流で事業をすることのメリットは理解いただけたかと思います。次に具体的にITエンジニアにおすすめの副業、「開発以外」の副業を紹介します。実際に私や周囲のITエンジニアが行なって実績が出ているものなので再現性が高いことをお約束します!

1. ディレクター・マネージャー業

個人事業主で「開発」をするので、副業ではプロジェクトのディレクター・マネージャー業を行うのがおすすめです。開発の仕事を複数掛け持つのは切り替えが難しいという話をエンジニア仲間がよく言っていますが、ディレクターであれば開発とは全く仕事内容が異なるので兼業しやすいという声をよく聞きます。

そしてこのポジションは割と人材不足なので、経験がない人でも小さなプロジェクトであれば仕事を依頼される可能性も高いです。「開発経験○年以上」や「リーダー経験あり」などアピールして仕事をとった知人もいます。

おすすめ副業サービス

どちらも周囲の現役エンジニアが利用しているサービスです。まずは無料登録だけしてどんな案件があるのか検索してみましょう。

注意点としては、開発とは異なり会議が多くなるポジションなので深夜や土日に稼働するというのが難しいこともあります。平日日中に副業の会議のために抜けるなど、開発の仕事が融通が効けば兼業しやすいと思います。

2. コンサル・教育業

ITエンジニアとしての知識を活かして、コンサル・教育業も副業としておすすめです。開発を請負うのではなく、自分が得意な分野について必要な人にコンサルや教育をするものです。元々自分の得意分野であれば準備にさほど時間をかけずに教えることができるので、開発経験しかないエンジニアにもハードルが低いです。

デメリットとしては相談に乗る・教えるに留めるので「開発をしてほしい」という要望には答えられません。コンサルだけでいいというクライアントを探す必要があります。またコンサル料2時間〇〇円、1ヶ月間の定期的なコンサルで〇〇円のような仕事の取り方になるのでディレクター業と比較すれば売上は低いでしょう。

それでもマイクロ法人の目的は社会保険の最適化なので、副業でガンガン稼ぐ必要はないです(稼げるに越したことはないですが…)。最悪売上がなくても社保の最適化はできるので、自分のペースで空いた時間に副業して稼ぐ程度で問題はありません。ワークライフバランスも大切に、プレッシャーはほどほどに、というスタイルで副業できるメリットがあります。

おすすめ副業サービス

自分の「得意」を売るコンセプトのスキルマーケットです。「自分はこんなことに詳しい」「こんなアドバイスができる」とアピールして、興味を持った方が仕事を依頼してくれます。コンサル・教育業の仕事探しには相性がとてもいいサービスです。


3. ブログ・SNS運用による広告業

ITスキルについてのブログやSNS運用もマイクロ法人の副業としては最適です。これまで得たスキルを共有したり、おすすめのガジェットを発信したりとITに関連した様々なことを発信して広告収入を得ることができます。

アカウントを育てる必要があるので上の2つと比較するとそれなりの収入になるまで時間がかかりますが、育ってしまえばあとはメンテナンス程度で新規投稿しなくても広告収入が入る可能性もあり、貴重なストック型の収入源になります。

マイクロ法人の場合は最悪売上が上がらなくてもいいので、収益に時間がかかる広告業は相性がとてもいいです。「人に響く文章を書く」とか「市場のニーズ調査」と言う意味でライティングやマーケティングの勉強にもなるのであまりハマらなかったとしても試してみる価値はあります。

おすすめ副業サービス

  • Instagram
  • Twitter
  • WordPressブログ

IT技術共有なら長文になるのでブログがおすすめ。無料ブログではなく有料のWordPressを使う方が収益化しやすいです。サーバー代年間1万円ほどで気軽に始められます。現時点で最安、初期費用無料、最低利用期間無しのConoHa WINGがおすすめです。


まとめ

この記事ではITエンジニアがマイクロ法人を設立するメリットをお伝えしました。実際に私も独立を機にマイクロ法人を設立して副業でコンサル業と広告業を行なっています。

  • 法人維持費を考えても保険料が年間30万円程度お得になった
  • 会社の会計処理もクラウドサービスで楽にできているし、知識もついた
  • 副業で絶対に売上を上げなくては..!!というプレッシャーがないので精神的に楽
  • リモートワークなので副業の時間をとりつつも十分なプライベート時間も確保できる

と良いことだらけです。

ちなみにこのマイクロ法人の活用方法を知っているフリーランスは少ないので、知り合いのエンジニアのほとんどが個人事業主だけで仕事をしています。副業をしている人もいますが、システム開発の副業をしている人が多く、案件を複数抱えています。

もちろん「自分はとにかく開発が好きなんだ!!」という人はそれでもいいですが、納期に追われて睡眠時間が取れなかったり、体調を崩している人を結構目の当たりにしています…

個人的にはマイクロ法人を作り、別事業の副業をすることで得られる最も重要なことは

・副業の売上に対するプレッシャーが少ない
・事業を分けることで収入のリスク分散ができる

この2つです。

兎にも角にも体とメンタルの健康第一、健康でいてこそいい仕事ができます。ワークライフバランスを大切にして節税対策もしっかりしたい方には、個人事業主とマイクロ法人の二刀流で事業を行うと新しい世界が見えてくるはずです。

この記事を読んでマイクロ法人との二刀流に興味が出たという方がいれば嬉しいです。

マイクロ法人は外注せずに1人で1ヶ月ほどで作れます。実際に私が作った手順を記録していますので、こちらの記事を参考にしてみてください。

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以上、お読みいただきありがとうございました!

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